よわい個体

言語性優位の発達障害で感覚過敏持ちの私がよわいなりに日々を生き延びる記録

万年筆語り【追記あり】

お題「お気に入りの文房具」

 

毎日更新がはやくも途絶えてますが別にいいんだ。

お題スロット回したら面白いのが出たのでちょっと書いてみますね。

 

文房具すきですか、私はすきです。

だって私サブカル女子を卒業したあといまじわじわ「ていねいな暮らし」に移行したい勢だから。そういう人ってだいたい文房具すきじゃないですかァ。(偏見)

 

でもいっぱい買っても使いこなせなくて最終的にキレて全部捨てちゃうから、あんまり色々手を出さないようにしてます。片づけられない人だから溜まっちゃうし。手帳とか付箋とか使いこなせるわけないじゃん……。

ボールペンならエナージェルの0.7がスルスルの書き味で好きだな~とかそのレベル。

 

ただ万年筆にだけは小さいころからなぜか異様な憧れがありました。たぶん、使い捨てじゃなくてずっと使えるものにそもそも憧れが強いんだと思います。同じ理由でつげ櫛を愛用していたりします。要するに、使い捨てたり、摩耗してなくなっていってしまうものを使うのが悲しくて寂しいのかな。変わることがいつでも怖い。

 

最初に万年筆を持ったのは、中学生になったころ。

進学のお祝いに伯父さんがサンローランの赤い万年筆とシャーペンのセットを贈ってくれたのでした。金の文字で名前が入っていて嬉しかったのを覚えています。

でもその頃は憧れてたくせに浸透圧とか何も知らなかったから、思いっきり筆圧かけてぐりぐり書いてた。ごめん。おまけに修学旅行先のニュージーランドのホテルに忘れてきた。あと履いてたデニムも忘れてきた。私なに履いて帰ってきたのかよく覚えてないんだけど、とにかくデニム1本なくなってた。

 

その後は万年筆に憧れながら、その単価の高さを知って諦め(いいやつほんとに高いじゃん……)、ベタにkakunoから入って、コンバーター買ってインク買って、透明軸に憧れつつどうせなら金ペンが欲しいな~とか思っている、そんな程度のよくいるライトユーザーです。

ていうかkakunoよりプラチナ万年筆のプレピー極細02の方が書きやすくないですか?プレピーの極細02大好きなんですけど私。派遣社員時代も嫌がられながら使ってたよ。だって書きやすいんだもん。

 

でもいま持ってるなかで一番好きなのはやっぱ大枚はたいて(個人的には)勝ったPILOTのキャップレスデシモですね!!このブログのアイコンにも写ってるしね!!バイオレットのボディにMニブで、インクはエルバンのヴィオレパンセを入れてます。書き味重視でMニブ選んだんですけど、やっぱり細かい字も書きたくてEFニブでもう1本デシモ買おうか悩んでます。やっぱMニブだとインクフローが良すぎて、ヴィオレパンセの紫が濃いんですよねインク乾いても。Mニブで書くと青みの強い紫になっちゃって、あまり好みの色が出ないんで、EFニブくらいなら少し薄めの藤色みたいな色になるのではと予想。

もう1本デシモ買うなら、ダークグレーマイカのボディにEFニブ入れて買って、中身は入れ替えようと思ってます。

 

バイオレット×EFニブ×エルバン ヴィオレパンセ

・ダークグレーマイカ×Mニブ×エルバン グリヌアージュ

 

この組み合わせの2本を作りたいんですよね!グリヌアージュヴィオラパンセと対照的に、細いニブだと色が薄すぎるのでMニブくらいでちょうどいいんじゃないかなと。

 

オチも何もないんですが今回はこのへんで。

楽しかった~。

あ、万年筆買うときはいつも北浜の「野田万年筆」さんに伺ってます。

小さいお店だけど、棚の奥からいくらでも万年筆が出てきて「これぞ」って感じで面白いから。

 

【追記】

読み返したらデシモの話はじめたあたりから完全に「早口のオタク」の文体になっててめっちゃ笑った。やっぱり私、魂の形がキモヲタだから……。